石破茂氏「岸田総理が何をしたいのかいまだに分からない」 内閣改造、解散総選挙にも否定的
内閣改造、解散総選挙は?
外から言いたい放題にも見えるが、総理・総裁の座に手が届きかけた石破氏。岸田総理が反転攻勢に出るには何が必要と考えるのか。
「美辞麗句じゃなくていいから、自分がやりたいことを示す“語る力”でしょ。この国に何を残したいのかを捨て身で訴えれば必ず国民は共感する。人口、食料、エネルギーや財政など、このままでは国がもたないってことを率直に語らなきゃ」
一方、自民党内でささやかれる内閣改造や解散総選挙についてはあくまで否定的だ。
「改造すべきだとはまったく思わない。8月の人事だって、考え抜いて適材適所にしたはず。それを変えるなら、理由が明確じゃないと国民の不信を呼んじゃう。他方、解散は議会と内閣の意思が違う時に主権者たる国民に聞いてみようというのが本質。旧統一教会問題を抱えた議員のみそぎのためかもしれないが、それが大義名分になるとは思わない」
とうとうと語った石破氏。来年はしっかと組まれた両腕をほどき、「捨て身」で国に尽くす姿も見てみたい。