“空の女神”も狙われた「スカイ・プレミアム」のFX投資詐欺 2万2000人から1200億円集金
古巣の関係者
CAを妻に持つ会社経営者が明かすには、
「スカイ社の資産運用サービスに入会したのは、Kという妻の先輩に当たる元CAが、エージェントだったからです。Kは航空会社を退職後、そのキャリアを生かしたマナー講師に転身し、セミナー運営会社も起(た)ち上げました。社員研修事業を手掛ける航空会社の子会社や警察学校などでも講師を務め、社内では名の知られた存在でした」
Kの勧誘によって、経営者夫人が最初に700万円を託し、経営者自身も1500万円を投資。だがそのほとんどが戻ってきていない。
「Kは航空会社の知り合いに軒並み、営業をかけていました。エージェントとして250人ほどの顧客を抱え、うち200人が古巣の関係者でした。さらに、Kと同じようにマナー講師に転身したIという元CAもエージェントを務めていた。Iは人材育成セミナーなどを手掛ける会社も経営し、NHKなどの番組への出演歴もある。そのIも会社の関係者100人くらいを入会させていました」
「週刊新潮」2022年12月22日号「MONEY」欄の有料版では、スカイ社の資金集めの実態と、元CAのエージェントによる勧誘の手口や被害状況を詳報する。
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