義時に政子は毒消し薬を…勝者なき「鎌倉殿の13人」で三谷幸喜氏が描きたかったこと
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の全48話が終了した。主人公の鎌倉幕府2代目執権・北条義時(小栗旬[39])は3番目の妻・のえ(菊地凛子[41])に毒を飲まされた後、姉の政子(小池栄子[42])に毒消し薬を渡してもらえず、絶命した。脚本を書いた三谷幸喜氏(61)は動乱の世の権力闘争を映し出しつつ、一貫して家族の物語を描いた。
戦国時代、江戸時代などと比べ、鎌倉時代のドラマは当たりにくいというのが定説。なぜ、「鎌倉殿の13人」はそれを覆せたのだろう。...