人員不足で「聖教新聞」配達員に彦摩呂が 自民党に「名簿」「票ノルマ」を課す公明党の落日

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「連立なんて、ないない」

「茂木さんにとっては国民の連立入りは渡りに舟でしょうね」

 と、政府関係者。

「国会で徹底追及されてきた秋葉賢也復興相は茂木派の所属です。8月の内閣改造の時には秋葉さんは茂木さんに対し“入閣させてほしい”と激しい猟官運動をしていました。茂木さんも“参ったよ”と言うほどで、結局ねじ込んだ経緯もあり、簡単に辞めさせるわけにいかない。先月27日に秋葉さんが福島県の視察を取りやめたのは、国会答弁の準備のためでした。その際、茂木さんは秋葉さんにどう答弁すべきか、マンツーマンで指導していました」

 だが、来年の通常国会でも秋葉大臣への追及はやむ気配がない。

「いまのところ、茂木さんは秋葉さんを全力で守っていますけども、今後はどうなるか。国民と連立を組んで玉木さんが入閣すれば、必然的に内閣改造となり、秋葉さんを外す口実になります」(同)

 茂木幹事長は報道に触れ、

「連立なんて、ないない」

 と周囲に話し、一笑に付したという。

「学会票がなければ、一気に落選」

 そもそもこのような報道が出るのは、公明党・創価学会の影響力が弱まってきた証左でもある。

 今回の救済新法で公明党が反対する「マインドコントロール下の献金禁止」などについて自民党が配慮してきたのは、連立を組むに値するその強大な集票力が公明党にあったからだ。

 例えば、自民党東京都連の関係者はこう解説する。

「信濃町に創価学会総本部が、八王子には創価大学などの施設があり、学会にとって東京は最重要地域です。自民党議員との選挙協力も密に行われており、もし、衆院選で公明党からの支援がなくなれば都連傘下の衆院議員のうち4割が選挙区で落選するといわれているほどです」

 政権与党の幹部も例外ではない。

「八王子市の大部分が選挙区の政調会長・萩生田光一さんは昨年の衆院選で約15万票を得ていますが、うち学会票は約4万4千票と3割弱も占めているとみています。また、同じく都下の東村山市などを地盤とする木原誠二官房副長官も、獲得している約12万票のうち学会票は約2万5千票。いずれも学会票がなければ、一気に落選の危機に瀕する数字です」(同)

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