ボール遊び、幼稚園の太鼓の音にもクレーム… 長野市公園廃止、名誉教授夫妻が180分間にわたって語った“言い分”

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児童館とのトラブル

――児童館とのトラブルについては?

夫人:児童館が出来たばっかりの頃は、先生が拡声器を使っていたことがあったので、それは、止めて欲しいと、たしか電話で児童館に言いました。それと同時くらいに、児童館の父兄が駐車場からはみ出して、路上に停めたり、路上でバックしたりでグッチャグチャだったので、館長さんに、「車がこっちの方に入らないようにして下さい」って言ったら、「ここは道だからしょうがない」って、そういう受け答えをされました。これは市に言うしかないということで調べて、社会福祉協議会の理事長さんに時間の予約を取って、会いに行き、こんな状況で、どうにかして下さいってお願いしました。理事長さんには、児童館の館内放送のスピーカーを外に向けて流していたので、中の放送は外部に流す必要ないから、やめていただけないか。せめて、緊急時だけにしてくれとお願いしました。スピーカーを使ったり、拡声器を使ったり、とにかく常識的じゃないなって思いました。

 出来た当初は夜もライトが付いていて、夜、9時とかに、リフティングをやってることがあって、フェンスに当てているのか大きな音がして。怖かったですよ。夜遅くに不良が集まって来て、ずっと喋ったり、爆竹をしたりしていることもありました。警察に連絡をして呼んだりしてたのですが、「そういうのは直接あなたたちが注意しなさい」と。だから、ライトを早い時間に消してくれと緑地課に要望したこともあります。

――公園についての不満は解消した?

夫人:入り口を変えてもらうことと植栽を変えてもらうことを緑地課にお願いしました。家の和室の目の前が、公園の出入り口だったんです。子どもたちがごちゃごちゃたむろしていたり、具合悪くなりそうだったんです。出入り口が道路に面していたから、野球とか、サッカーとかのボールを取りに出入り口から子どもたちが出るのは危ないんじゃないかとも思って、出入り口を変えるべきじゃないかと、緑地課に訴えました。また、公園と道路の境に何もなくて、埃が立ってたんです。それで植栽をお願いしました。

名誉教授:報道では、出入り口の変更と植栽をしてもらって、良いことをしてもらってるのに、私たちが苦情を言い続けているというような話になってますが、別問題です。市にやってもらったことは、助かっていますし、感謝しています。ただ、出入り口変更や植栽は緑地課との話で、子どもの話は児童館との話です。

保育園とのトラブル

――ボール遊びについても、苦情を言ってこられた?

夫人:フェンスにサッカーボールを当てる音がうるさかったのと、家にボールが飛んで来て、取りに来た子どもが庭を荒らすということがありました。緑地課と話をして、サッカー、野球は禁止ということにしてもらったんです。

保育園が出来たばかりの頃、たしか土曜日に保育園が運動会をやろうとしていて、それは止めてほしいと言ったことはあります。机とかを運んで来ていたので、「何してるんですか?」と聞いて、運動会だというので、「家の前でやらないで下さい」って言いました。

 これも昔の話ですが、午前、午後関係なく、大太鼓の練習をしていることがあって、ずっと我慢してたんですが、ドンドンと音がお腹に響いて、気持ち悪かったので、電話したことはありました。「本番の時はともかく、練習の時は何かで代用出来ないか」とお願いしました。布団か何かをのせて、練習するというので、「それなら大丈夫です」と言いました。

後編に続く

週刊新潮 2022年12月22日号掲載

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