MC3本「ウエンツ瑛士」に早くも訪れた試練 「このままでは1年持たない…」
「60秒で学べるNews」は長寿に?
「まず、毎週放送されていないこと。前番組の『ザ・ベストワン』もそうでしたが、金曜夜8時を謳いながら毎週放送されませんでした。前後のレギュラー番組である『オオカミ少年』や『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』などと交互に2時間番組、あるいは3時間番組として放送されました。レギュラー番組といいながら、飛び飛びの放送では視聴習慣がつかないのです」
笑福亭鶴瓶と今田耕司をMCに起用した「ザ・ベストワン」も1年で打ち切られた。それをまた繰り返すのはなぜなのか。
「裏番組が強く、固定客がいる人気番組だからでしょう。NHKは『チコちゃんに叱られる!』、日テレは『沸騰ワード10』、テレ朝は『マツコ&有吉 かりそめ天国』、テレ東にはドラマがあります。新参者には厳しい環境です」
さらに……。
「番組内容に目新しさがありません。『マニアさん』は《普通に生きていたら見ることのない“ちょっぴりディープな世界”と“マニアさんの熱狂的な生き様”をのぞき見するバラエティ番組》がコンセプトですが、マニアを取り上げる番組は、ここ数年よく見ます。同じTBSの『マツコの知らない世界』が代表的ですが、テレ朝の『激レアさんを連れてきた。』も同様です。どちらの番組も、MCのトークとスタジオ展開でオリジナル感を出しています。それに比べ『マニアさん』は、番組の9割方がVTRで構成されています」
いくらウエンツの仕切りが良くても、それを発揮する場がないというわけだ。
「スタジオトークがほとんどないため、MCの仕事ができないんです。ウエンツが悪いのではなく、番組構成がそうなっているようです」
他のレギュラー番組はどうだろう。
「『朝メシまで。』は深夜番組ですが、12月17日には夜6時半から90分の特番が放送されます。テレ朝はゴールデン帯に昇格させるつもりかもしれません。また『60秒で学べるNews』では、しっかりMCを務めています。タイトルに“日経スペシャル”と前置きされているように、テレ東の筆頭株主である日本経済新聞社が協力の番組ですから、同じ枠で放送されていた『ガイアの夜明け』や『カンブリア宮殿』同様、長寿番組になるかもしれません」
けっこう安泰なのでは?
「『スッキリ』は週1回の出演とはいえ、朝の帯番組のレギュラーです。番組終了は世間の認知度や収入面でも痛手になるでしょう。そこに『マニアさん』も終了となれば、2本のレギュラーを失うことになります。せっかくの人気に水を差すことにもなりかねませんし、MCとしての評価も下がるでしょう。番組終了というのは、その後のタレント活動に以外に大きな影響が出るものなのです。一度、芸能界を離れたウエンツには、それが身にしみているかもしれません」