江夏豊「広岡達朗に“死に場所”をとられた」…引退発表後に前代未聞のメジャー挑戦
「1000登板をしてみたかった」
ソフトバンクを戦力外になった松田宣浩の巨人移籍が決まる一方、現役続行を希望する前中日・平田良介、前巨人・山口俊の移籍先がまだ決まらず、今オフもベテラン選手をめぐるさまざまな“人間ドラマ”がクローズアップされている。【久保田龍雄/ライター】
そんな野球人生の晩年において、「自分は力が衰えて引退するのではなく、日本国内に自分を使いこなせる球団がないからだ」とアピールするように、前代未聞のメジャー挑戦という形で、自らの野球人生にけじめをつけたのが、1985年春の江夏豊である。...