「軍事的には沖縄でなくてもよいが」……かつて防衛相が漏らした「沖縄に米軍基地がある本当の理由」
今年10月、米空軍は1979年以来沖縄に配備してきたF15戦闘機を嘉手納基地から撤退させ、F22戦闘機をローテーション配備する見通しを発表した。これはアメリカの軍事力低下を示す兆候であるという報道も出ている一方、中国の軍事力増強を背景に、固定された在沖米軍基地の脆弱性を米側が認識し、柔軟な運用体制を検討していることを意味しているという分析もある。
いずれにせよ、対中防衛への緊張が高まるなか、「米軍基地を今まで通り沖縄に集中させておくだけで本土は守られる」という考えにとどまり続けていて大丈夫なのだろうか。...