天皇家、秋篠宮家の間の“亀裂” 悠仁さまの伊勢神宮ご参拝で“フライング”が露呈
調整できる側近が見当たらない
ご一家で感染拡大を案じられ、伊勢ご訪問が実現しない愛子さま。その間隙を縫うように悠仁さまが参拝なさったことで、ともすれば“秋篠宮家が天皇家と張り合われている”かのように映ってしまうおそれは否めない。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授は、
「成年されたからといって必ずしも伊勢神宮に参拝なさらないといけないわけではありませんが、悠仁さまのご参拝は、紀子さまが“将来の天皇としての自覚を持つように”と促しておられるようにも見受けられます。本来は天皇陛下がなさる稲づくりを、お誕生日の映像で公開なさるあたりに“国民に見てもらいたい”という紀子さまの焦燥感を痛感してしまうのです」
それらの“アピール”は適正にコントロールされるべきだと指摘するのは、前出の宮内庁関係者である。
「いかに陛下のご方針とはいえ、成年された愛子さまより先に悠仁さまが参拝されたことで、あたかも皇室内に“あつれき”があるかのように捉える人がいてもおかしくありません。そもそも現在、両家の間を調整できる側近が庁内に見当たらないのが一番の問題なのですが、こうしたことは今後ますます起こり得ます。調整に注力せずに事態を放置すれば、不本意な形で両家が比べられてしまうことでしょう」
愛子さまと悠仁さまという将来を担われるお二方を前面に、皇室のあらぬ“断層”が顕在化しかねないというのだ。
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