直筆FAXはもう古い? しずちゃんに滝沢カレン、みちょぱ…好感度タレントほど電撃ジミ婚を貫く理由

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 南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さんが結婚を発表。おめでとうございます。お相手は4歳上の紙芝居詩人・佐藤達さんで、俳優の佐藤健さんと見間違えた人が続出。Twitterでは「佐藤健と結婚」がトレンド入りするなど、大きな話題となっている。

 サプライズ発表の場に選んだのは、相方・山ちゃんのラジオ番組。かつては険悪な仲だった二人も、今ではすっかり打ち解けた空気に。婚姻届の証人欄にも山ちゃんが記入したといい、南キャンファンもリスナーも、胸がいっぱいになったのではないだろうか。

 有名人のプライベート報道は、昔のようにはいかなくなっている。不倫は大きな注目を集めるが、私生活を暴くことに疑問の声が上がるようになってきた。最近はおめでたいニュースであっても、マスコミを通じてではなく直接ファンに伝えたいというタレントも多い。特に女性タレントは顕著で、SNSなどでの結婚報告が実に増えた。

 たとえば滝沢カレンさんや朝日奈央さんはインスタグラムで、みちょぱさんや峯岸みなみさんはお相手と一緒にツイッターでの結婚を発表した。ももクロの高城れにさんは、YouTubeチャンネルの生配信での発表後にラジオで生報告。みなレギュラー番組やゲスト出演に引っ張りだこの人気者ながら、共演者のほとんどが知らなかったと口をそろえ、バレないように徹底して準備を進めたことが明らかになっている。

 かつては直筆FAXで、事務所経由で発表というのが常だった結婚報告。たまにうれしくない報道もあるが、持ちつ持たれつだからテレビでお披露目、という業界の暗黙のルールもあった。しかし今や、囲み取材で会見というタレント自体めっきり減っている。それはタレント側にサービス精神がなくなったからというより、テレビや雑誌・スポーツ紙にサービス精神を発揮することのメリットが格段に減ったからだろう。むしろラジオやSNSといった、受け手のほとんどが自分のファンというメディアの方が、情報を歪曲(わいきょく)されることなく好感度もキープできることに気付いたのではないだろうか。

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