巨人・原監督「オコエ瑠偉」獲得の“下心” 中田翔の次に狙う“二匹目のどじょう”とは?
中田翔の“更生”に続け
原監督に「オコエ覚醒」の勝算はあるのか。元ロッテ捕手の里崎智也氏は自身のYouTubeチャンネルで「いろいろ問題があった選手を更生させられるチーム。ジャイアンツに来たらぴしっとなる可能性はある」と期待を寄せる。
「更生」と言えば、かつて故星野仙一氏は中日での1次政権で、大洋(現DeNA)時代に幼女への強制わいせつ事件を起こした中山裕章投手を使いこなした。阪神監督時代にはヒールの印象が強かった故伊良部秀輝投手を獲得し、就任2年目での優勝への戦力とした。さらに楽天監督時代には西武コーチ時代にトラブルメーカーだった大久保博元氏(現巨人1
軍打撃チーフコーチ)への監督禅譲に道筋を作った。「問題児」を手なずけ、自身の管理下で力を発揮させる手腕は球界でも有名だった。
「星野さんは過去に問題を起こした人間にセカンドチャンスを与え、清濁併せのむことで自らの懐の深さを示そうとしていたようだった。今は原さんが星野さんの手法を念頭に置いているように感じる」(遊軍記者)
原監督は昨季途中、日本ハムで暴力問題を起こしたばかりの中田翔を獲得した。無期限出場停止処分中という禊ぎが済まない中での無償トレードに、両球団には批判が噴出。選手がしらけた巨人は急失速し、中田トレードはV逸の最大の要因だった。
しかし、今季は途中で不振の岡本和真内野手に代わり、4番に中田を据えた。中田は24
本塁打、68打点と復活をアピール。オフには今季年俸から倍増の3億円で3年契約を結んだ。
「原監督には中田のトレードは正しかったとアピールしたい思いがあった。今季、その第一歩を踏み出せた。この流れの中で楽天では手に負えなかったオコエを獲得し、一本立ちさせれば指導者としての評価が高まる。そのことも年念頭に置いた現役ドラフトの人選ではなかったか」(前出の元監督)
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