同期にもリードを許し… 地味な裏方役に甘んじる小泉進次郎

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 環境問題がライフワークと思い定めたか。小泉進次郎衆院議員(41)が11月14日、海洋プラスチックごみによる追加汚染ゼロを目指す国際合意「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」推進を掲げる自民党有志の議連総会に出席した。6月に会長に就任しており、安倍晋三元総理の遺志でもある“プラごみ削減”を自らの手で実現せんとの思いは強い。

 だが、党から下命された仕事はあくまで“勉強”であり“修業”だ。9月に国対の副委員長に指名され、実際、今臨時国会では各党との交渉や根回しなど地味なお役目を担っている。

「連日、朝から国会議事堂3階にある自民党の国対控室に詰めています。自民の国対はパンツ男こと高木毅委員長(66)の無機能ぶりで官邸の信用を失い、党内の風当たりも強い。のほほんと構えているわけにはいきません」(政治部記者)

「生え際に白いものが」

 国対は陰の「回し役」だ。これまで党では青年局長や厚労、農林部会長を務め、環境相として入閣もしたが、いずれもお膳立てあっての「回され役」。知名度や発信力の高さとは裏腹な「専門分野のなさ」が露呈し、知見や調整力の欠如に厳しい視線が注がれてきた。

「今回が初めての裏方役で、野党との駆け引き、人脈づくりも一からです。本人は“やりがいがある”“財産になる”と話してはいますが……。舞台をつくる側としてのセンスと力量が試されますね」(党関係者)

 進次郎氏は今春、自民党の神奈川県連会長にも就いている。今夏の参院選では支持基盤の異なる公認候補二人のワンツーフィニッシュ(上位当選)を命じられ、両陣営の調整に骨を折る場面もあったという。何とか神奈川選挙区において“1位4位当選”は果たしたが、地元支援者は、

「ある会合であいさつにきた進次郎さんと話していて、髪の生え際に白いものが見えて驚きました。気苦労も絶えなかったのでしょう」

 としみじみ語る。父・純一郎氏(80)の地盤を継いで28歳で初当選したジュニアも今や41歳。白髪が目立ち始めてもおかしくない。

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