「餃子の王将」社長射殺事件 その筋の世界で語られていたこと
1983年、「餃子の王将」を全国展開する王将フードサービスの創業者・加藤朝雄氏が亡くなると、当時の副社長が2代目社長に就任した。しかし、それは一時的なものだった。翌94年には加藤氏の長男が3代目を継ぎ、次男が経理部長兼専務取締役に就任した。【藤原良/作家・ノンフィクションライター】
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つまり王将フードサービスは、創業者が死去すると実子2人が実権を引き継いだことになる。そして2人は、数年間で約260億円以上もの不正流出金を発生させた。...