金八、ビーバップ、スクールウォーズ…YouTubeで名作ドラマの同窓会がプチブーム 意外にお喋りな俳優は?

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コア層が知らない

【金八同窓会】は、クラスの優等生・迫田八重子を演じた川上麻衣子(56)の【川上麻衣子ねこと今日neko-to-kyo】内でスタートした。

「昨年3月に加藤優こと直江を招いて、“腐ったミカンの方程式”の思い出話を語りました。その後は、赤上近子役の伊藤つかさ(55)や、大森巡査役の鈴木正幸(76)、“カンカン”こと数学の乾先生役の森田順平(68)などをリモートで招く形式です。意外で新鮮な共演者が登場するので、驚きと懐かしさがあります」

 こちらはすでに14回が配信されている。

「【ビーバップ】は、“城東(工業高校)のテル”こと白井光浩(54)の【テルチャンネル】で配信されています。当時の人気不良役がたくさん出てくるので、裏話の幅が広くて面白い。今年は映画『ビーバップのおっさん』の公開にも漕ぎ着けました。主演は白井と清水宏次朗で、『金八』の直江も登場しているそうです」

 なんだか、YouTubeだけではもったいないような。

「『この3作品の同窓会ならテレビでも“あり”』と言うテレビマンはいます。番組内の1コーナーならイケるというわけです。もっとも、今のテレビ業界が基準とするコア層(13~49歳の男女)に刺さるかといったら、正直言って疑問ですがね」

 当時、生徒役を演じていた彼らも今では50代だから、視聴者も同様に年齢を重ねている。もはやコアではないのだ。ちょっと前までは、“あの人は今”的な企画もあったのに。

「ゲストMCとして田原俊彦(61)を起用した『爆報!THEフライデー』(TBS)では、『天までとどけ』(1991~1999年)の子役再会や“スーパーヒーロー同窓会”などを積極的にやっていましたが、番組が終了した後は名作ドラマの同窓会企画はやっていないと思います」

 50代だって購買力はあるし、なにより第2次ベビーブーム世代だから人数だって多いのに……。

「そもそも現場の作り手も視聴者となる若者層も、それらのドラマを知りませんから思い入れがない。テレビの地上波ではなかなか厳しいというのが正直なところです。もっとも、YouTubeに乗っかりたがるテレビマンが増えていることも事実です。となると、ドラマ同窓会がテレビで復活する可能性はあります」

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