浅野や田中を1~2人目で起用していたら、PK戦はもう少しもつれたのではないか

スポーツ

  • ブックマーク

困難なキャッチアップ

 ドイツ戦やスペイン戦のように、カウンターをベースにした戦い方では「ジャイアントキリング」を起こせた。

 これは日本にとって今大会の一番の収穫だ。日本サッカー史はもちろん、W杯の歴史にも残るかもしれない。

 しかし、勝利が確実視されたコスタリカ戦は、スタメンを入れ替えた影響もあったかもしれないが、相手のペースにはまり敗れた。

 クロアチア戦も、日本は思ったよりポゼッションで優位に立つことができなかった。これからは「ジャイアントキリング」に加え、“格下”あるいは“ちょっと上”の相手からも確実に勝点3を奪えるような、「ちょっとした積み上げ」が必要だろう。

 しかし、それがとても難しいことも事実である。なぜなら、アジアはもちろん世界各国も、日本と同様かそれ以上に「ちょっとずつ進歩」しているからだ。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

[4/5ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。