辞めキンプリ3人の今後 韓国芸能プロ、CULEN、BE:FIRST移籍の可能性を業界通に聞いた

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退所後の3人の道のりは

 日本財団の笹川陽平会長(83)や孫正義・ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長(65)らが手腕を高く評価し、芸能界を知り尽くしていた飯島三智氏すら、ここまで来るには相当の苦労を強いられた。

 退所後の3人に対する公正取引委員会の庇護を期待する声もあるが、公取委の考え方は「競争を制約する行為が行われた時、独占禁止法上の問題になる」というものである。

 民放などが「ジャニーズ事務所の現役組に出て欲しいから、独立した人は使いません」と自主判断したら、それを独禁法違反に問うのは難しい。共演NGも同じ。良し悪しは別とし、それが現実である。

 芸能界はタレントも人、育成するのもマネージメントするのも人、起用するのも人。その点、特別な世界である。

 平野、神宮寺、岸がジャニーズ事務所の次に自分を託す人は誰になるのか。その選択が命運を分ける。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。大学時代は放送局の学生AD。1990年のスポーツニッポン新聞社入社後は放送記者クラブに所属し、文化社会部記者と同専門委員として放送界のニュース全般やドラマレビュー、各局関係者や出演者のインタビューを書く。2010年の退社後は毎日新聞出版社「サンデー毎日」の編集次長などを務め、2019年に独立。

デイリー新潮編集部

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