詐欺常習女と「米倉涼子」元不倫相手がタンザニアで実践した「金塊取引」 被害者が手口を告発
政治力
交渉の結果、初回トライアルを経ず、一気に金600キロの取引が行われることになった。
「絵夢さんが自慢げに明かしたところでは、我々の帰国に地主も同行する予定でしたが、コロナ禍で日本のビザ取得が難題だったと。しかし、外務省に顔が利く絵夢さんのおかげで、わずか1日で取得できたらしい。その結果、絵夢さんには政治力もあるし、信頼できるからと、弁護士の鶴の一声で決まったとのことでした」
金600キロを日本向けに輸出する手筈を整え、5月14日、エミレーツ航空で帰国。金塊は貨物便に積み込まれ、成田空港に翌15日には到着する予定だった。
ところが、当日、絵夢氏から「ちょっとしたトラブルで、金塊がフィリピン・マニラで足止めされている」と告げられた。以降、次々と疑心暗鬼が募るような出来事が起こったのである。
「週刊新潮」2022年12月1日号「MONEY」欄の有料版では、詐欺の手口とともに不動産業者が絵夢氏に詰め寄るまでを詳報する。
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