ドイツを圧倒したスペインにどう挑むべきか 付け入る隙は伊東、堂安も指摘した1点のみ
日本は12月2日の午前4時(現地時間の1日午後22時)から、2大会連続4度目のベスト16進出をかけてスペインと対戦する。勝てば無条件でグループリーグ突破となるが、引き分けた場合は同時刻キックオフのドイツ対コスタリカ戦の結果次第となる。
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まずは目の前のスペイン戦に集中し、自力でのノックアウトステージ進出を目指すべきだろう。
とはいえ、スペインはドイツ以上に厄介な相手である。なにしろ日本がやっと逆転勝ちを収めたドイツをボール支配率で圧倒し(90分間で64%対36%)、後半17分には一瞬の隙をついて先制するなど、マリーシア(狡猾さ)を併せ持つ難敵だからである(試合は1-1のドロー)。
スペインは、2010年南ア大会でW杯初優勝を果たした。しかし、2014年ブラジル大会はグループリーグで敗退し、前回2018年ロシア大会もラウンド16で姿を消している。
2008年のEURO(欧州選手権)では“華麗なパスサッカー”でヨーロッパを席捲。2年後のW杯初優勝と2012年のEURO連覇が、彼らの絶頂期でもあった。
しかし、MFアンドレス・イニエスタ(神戸)やMFシャビ・エルナンデス(バルセロナ監督)、FWダビド・シルバ(レアル・ソシエダ)らの高齢化により衰退を余儀なくされた。
ところが、ロシアW杯から3年後の2021年、ルイス・エンリケ監督が就任し、大胆な世代交代を進めた結果、かつての“無敵艦隊”は輝きを取り戻しつつある。
その象徴が、昨夏の東京五輪の準決勝で日本を下し銀メダルに輝いたMFペドリ(バルセロナ)であり、彼と中盤でコンビを組むMFガビ(バルセロナ)である。
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