蒋介石「ひ孫」が台北市長に当選 「血筋は申し分ないが、少し曰くつき」と言われる事情
11月26日に行われた台湾地方統一選挙で、目玉となった台北市長選は蒋介石元総統のひ孫に当たる最大野党国民党の蒋万安立法委員(43)が、与党・民進党の陳時中・前衛生福利部長(衛生相・68)に14万票以上の差をつけて当選した。【広橋賢蔵/台湾在住ライター】
蒋氏は当選を決めた夜、支持者たちを前に「台湾の輝かしいページが始まります。台北の繁栄のため、共に力を合わせようではないですか」と勝利宣言。その表情は当初、弱々しさが残る新人議員から脱皮した、若く雄々しい政治家に映った。...