【舞いあがれ!】倫子役の山崎紘菜は事務所の同期から「番長」と呼ばれていた
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の航空学校編から新たに登場した出演者たちが話題だ。福原遥(24)が演じる主人公・岩倉舞の同期生である矢野倫子役の山崎紘菜(28)もその1人。「東宝シンデレラ」オーディション出身で、上白石萌音(24)、上白石萌歌(22)、浜辺美波(22)と同期だ。かつて山崎は3人から「番長」と呼ばれていた。なぜ?
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山崎紘菜が「番長」と呼ばれた理由
山崎紘菜が「番長」と呼ばれていた理由はほほえましい。
当時の山崎は高校1年生。一方、一緒に第7回「東宝シンデレラ」オーディション(2011年)の最終選考合宿に参加した上白石萌音は中学1年生で、妹の萌歌は小学5年生、浜辺美波は小学4年生だった。
このため、山崎は年長者として3人の世話を焼いた。すると3人は敬意を込めて山崎を「番長」と呼ぶようになった。
オーディションへの応募経緯はそれぞれ違う。上白石姉妹の場合、幼稚園時代から習っていたミュージカルの先生が薦めてくれたから。浜辺は新聞広告を見て自分で応募。しっかりしていた。
山崎は友人と行った映画館に応募用紙があった。その友人に薦められたことから、2人でファミレスに行き、書類を書いた。軽いノリである。この辺は高校生らしい。当時の山崎はこう語っていた。
「芸能界への興味は特別なかったです。自分とは違う世界だと考えていました。ただ、ファッション雑誌が好きなので『モデルをやってみたいなぁ』と思ったことは何回かあります。でも本格的に考えたことはなかったですね」(山崎、『CM NOW』2012年3月号)
このオーディションには当時としては過去最多の4万4120人が応募した。数が多ければいいわけではないが、結果的に大成功を収めた。
グランプリに輝いた萌歌を始め、審査員特別賞の萌音もニュージェネレーション賞の浜辺も主演級に成長。やはり審査員特別賞の山崎も主演級だ。生田斗真(38)と吉高由里子(34)のダブル主演映画「僕等がいた」(2012年)でのデビューから、ちょうど10年が過ぎた。
もっとも、山崎をご存じなかった人もいるかもしれない。山崎は故・大林宣彦監督がメガホンを執った「花筐/HANAGATAMI」(2017年)など映画の仕事が比較的多く、一方でテレビ東京「汝の名」(2022年)など2本の主演ドラマは深夜の放送だったためだ。
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