「ブチ切れた源頼朝」が法皇に放った暴言をめぐり大論争 人気歴史学者が出した「納得の結論」とは
「日本国第一の大天狗」――後白河法皇の“裏切り”にブチ切れた源頼朝が、このように法皇を罵ったという史料が遺されている。
この「暴言」の真意をめぐっては、これまで多くの歴史学者が論争を繰り広げてきた。なぜ頼朝は後白河法皇を「天狗」呼ばわりしたのか。そもそも、この発言は本当に後白河に向けられたものだったのか。
人気歴史学者・呉座勇一さんの新刊『武士とは何か』でも、この論争について考察している。その一部を再編集して紹介しよう。...