大ヒット韓国映画「犯罪都市」伊藤英明主演でのリメークが頓挫 伊藤サイドは「本当に迷惑でした」

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 BTSにドラマにと続く「韓流ブーム」。その大ヒット映画のリメークとあれば、関係者は期待に胸を膨らませたはずだが……。以下は、伊藤英明(47)を巻き込んだプロジェクトが頓挫するまでの顛末である。

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 その作品は「犯罪都市」。かの国では2017年に公開され、680万人を動員した。中国から来た犯罪集団と戦う刑事が主人公の、クライム・ドラマである。

「アクションのみならず、コメディーの要素もあり、爽快感あふれる作品ですね」

 とは韓国エンタメ事情に詳しい、コラムニストの児玉愛子氏。

「今年はパート2も公開されて、韓国で1200万人を動員しています。コロナ禍以降で1千万人以上入った映画は初めて。パート3の製作も決まったほどの人気シリーズですね」

 実はこの映画のリメーク版が日本で計画されていた。旗振り役は「HIAN(ハイアン)」なる制作会社。EXILEのメンバーらが所属する「LDH」が韓国企業と立ち上げた会社である。プロジェクトは2年前にスタートし、韓国の監督、脚本家の元で、主演に伊藤英明が内定していた。

 ところが……。

伊藤側が腹を立てて降板

「実はつい最近、この映画、完全に頓挫してしまったんです」

 と声を潜めて言うのは、さる映画業界関係者である。

「HIANとの間でトラブルが起こり、伊藤が腹を立てて降板してしまったんです。もともと伊藤はこの映画に前のめりで、自らプロデューサーもやろうか、と提案していたほど。彼が出なくなったことで話は振り出しに戻りました」

 HIAN側は慌てて代役に北村一輝を立てたが、

「結局、必要な資金が集まらず、製作を断念した」(同)

 伊藤は「海猿」シリーズで知られる、売れっ子俳優。この組み合わせとなればヒットも見込めるが、一体、何があったのか。

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