江川卓、小林繁、新庄剛志…主力だったのに突然引退した“忘れがたき名選手”
「今年で辞めるかもしれない」
今季も福留孝介(中日)、糸井嘉男(阪神)、能見篤史(オリックス)ら、第一線で長く活躍した選手たちが現役を引退した。前出の選手たちは、いずれもボロボロになるまでプレーを続け、燃え尽きたイメージが強い一方で、過去には、まだチームの主力として十分やっていけるはずなのに、花も実もあるうちにユニホームを脱いだ選手が存在した。【久保田龍雄/ライター】
その一人が、巨人のエース・江川卓である。1987年、桑田真澄の15勝に次ぐ13勝5敗の成績を残したにもかかわらず、シーズン後、肩の故障を理由に32歳で電撃引退したのは、ご存じのとおりだ。...