韓国のハロウィン事故後の自粛ムード 「誰も死なないバカ騒ぎ」あり得るのか(古市憲寿)

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 2022年10月31日、梨泰院。本来ならばハロウィン当日で賑わう夜、街はひっそりと静まり、ほとんどの店が休業していた。事件があった現場一帯にはオレンジ色の規制線が張られ、多くの警察官が立っている。捜査のためなのか、道路は29日のゴミが散乱したままになっていた。規制線越しでも、道が狭く、傾斜になっていることがわかる。

 梨泰院駅の1番出口では、歩道を埋めるように花束やマッコリが供えられ、僧侶による読経が続いていた。

 梨泰院に来て真っ先に気が付くことの一つが、交番と消防署の位置だ。...

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