神経質な岸田総理に側近は辟易、背景に官邸内での孤独が… 暗躍する茂木幹事長の思惑とは

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 たった1カ月で3人の大臣のクビが飛んだ。しかも政権内では未だ火種が燻り、側近たちは機能不全。優柔不断な総理の下、難題山積の政権運営は茨の道だが、野望をあらわにする男が一人。自民党幹事長・茂木敏充(67)。党の国会対策まで掌握し、突き進む先は――。

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「徹夜してでも行く」――。

 岸田文雄総理は、「死刑ハンコ」発言の葉梨康弘前法相を事実上更迭した今月11日、そう周囲に吐露した。

 官邸が大混乱に陥ったその日、総理は本来なら15時に羽田空港を発ち、東南アジア歴訪のためにカンボジアへと向かうはずだった。...

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