火曜21時に引っ越した「科捜研の女」 意外なライバルに苦しめられて早くも窮地に

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緻密すぎる分析について行けない

「放送枠のみならず番組もリニューアルされました。科捜研の研究員に小池徹平(36)を迎えて若返りを図り、研究所のセットも一新されました。オープニングはじめ映像やテロップ、脚本までスタイリッシュになったのです」

 各回のサブタイトルも変わった。デイリー新潮は「最長寿ドラマ『科捜研の女』に異変 沢口靖子演じる『マリコ』が仮面ライダー化?」(18年12月13日配信)で、サブタイトルの遊びについて報じている。例えば、Season18第16話のサブタイトルは「地獄のバスツアー/マリコVSバスジャック犯!! 100均グッズで決死の鑑定」。一体どんなストーリーなのかと興味をそそられた。

 それに比べ、11月15日放送のサブタイトルは「天才科学者VSサル」と素っ気もない。

「今シーズンでは100均グッズでの鑑定などやりそうもありません。科学的な分析捜査は緻密さを増し、難しすぎてついて行けないことがあるほどです。『天才科学者VSサル』でも、ドローンを使って空中に浮遊しているカメのDNAを採取するシーンまでありました。眉唾かと思いましたが、空気中から採取したDNAを解析して動物の種類を特定できたという研究論文が今年1月に発表されたそうです。最新の研究を盛り込むのは結構ですが、よほどの科学通でないとついて行けませんよ。前シーズンまでの“ほっこり人情路線”はなくなってしまいました」

 それが視聴率低迷の理由だろうか。

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