世界は「依存症のワナ」であふれている 買い物、スマホ、ギャンブル、仕事……中毒のタネが尽きない時代
芸能人や元芸能人ら有名人が薬物使用で複数回逮捕される事例が後を絶たないことは、依存症から抜け出すことの難しさを示している。薬物の場合は、警察が強制的にストップをかけることもあるが、アルコールやギャンブル、あるいはゲームやスマホへの依存となると、そうした強制力も働かない。
米スタンフォード大学医学部教授で、依存症医学の第一人者、アンナ・レンブケ氏は著書『ドーパミン中毒』の中で、現代人が置かれた状況に警鐘を鳴らしている。...