福島6人死傷暴走事故 97歳運転手は「著名な独居歌人」だった 近隣住民が見ていた「ヤバい車庫入れ」
最近、車を替えたばかりだった
出かける時はいつも車だったとも証言する。
「イオンに買い物に行く程度で、遠くまでは行っていないとは思うんですが。散歩はあまりしませんね。歩いているのはゴミ出しの時くらい。ゆっくりですが、ちゃんと歩けますよ。寡黙な方なのでそんなにご近所付き合いはありませんが」(同)
近所では、このまま運転させていて大丈夫かと不安視されていたという。
「車庫入れを苦労しながら、何度も切り返してやっていましたから。本人は頭がハッキリしているつもりでも、見ていて危なっかしい。前はもっと大きな車だったんです。3、4カ月くらい前に、今の軽自動車に替えたばかりなんですよ」(別の住民)
波汐容疑者は、前述の歌集「警鐘」でこう歌っていた。
《ああ我ら何にも悪きことせぬを「原発石棺」終身刑とぞ》
自らのハンドルで罪なき人を殺めてしまったことについて、どう振り返っているのだろうか。