前田大然の母が明かす「サッカー部除籍事件」、母が結婚指輪を売って育てた浅野拓磨 「森保ジャパン」メンバーの濃すぎるファミリーヒストリー

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試合後、部屋をさまよい…

 悪夢の同点ゴールはイラクのコーナーキックから始まったが、

「その時に対応に行けなかったことをずっと後悔しているそうです。ゴールへとつながるクロスを、ただ見るしかできなかった自分が悔しい、と」

 その日、森保監督はどうやってホテルに帰ったのかまったく記憶にない。当時のメンバーによれば、ベッドに突っ伏して泣き、ふと起き上がっては部屋をさまよっていたという……。

 その宿命の地に立つ、森保監督と26人。しかも入ったのは「死のグループ」。

「グループリーグでドイツとスペインという優勝経験国と当たる。劣勢の試合展開になる中で勝負所を読み、どう仕掛けられるかが鍵ですね」(前出・六川氏)

 開幕は11月20日。歓喜か、はたまた再びの悲劇か。決戦へのカウントダウンが始まった。

週刊新潮 2022年11月17日号掲載

特集「W杯『森保ジャパン』のファミリーヒストリー」より

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