納骨堂の役員が行方不明で遺骨千体が“置き去り”に 競売で落札した不動産会社に納骨堂の運営はできず
自宅から近くて風雨を気にせずお参りができる。昔からある寺院の墓に代わって増えているのがビル型の納骨堂である。ところが、その納骨堂のビルが人手に渡り、経営する宗教法人の代表役員が行方不明になってしまうという事件が起きている。置き去りにされたのは約千体の遺骨と、檀家たちだ。
問題の納骨堂は札幌市東区にある「御霊(みたま)堂元町」。2012年にオープンし、納骨壇は1区画30万~250万円、年間6千~1万2千円の管理費で〈雨の日でも雪の日でも、快適にお参り〉できるのが売りだ。...