習近平も乗らなかったインドネシアの高速鉄道、“中国製”の安全性に懸念? 日本に再び秋波を送るが

国際

  • ブックマーク

 インドネシアのバリ島で11月15日から開催されていたG20(主要20カ国・地域)首脳会議が16日に幕を閉じた。議長国のインドネシア政府、そして議長として会議を仕切ったジョコ・ウィドド大統領にとっては、米バイデン大統領や中国の習近平国家主席、日本の岸田文雄首相らを迎え入れる、一世一代の晴れ舞台となるはずだったのだが……。【大塚智彦/インドネシア在住ライター】

 ジョコ・ウィドド大統領にとってG20と共に重視していたのが、首都ジャカルタから西ジャワ州バンドンを結ぶ全長142キロの高速鉄道の試運転だった。...

つづきを読む