雅子皇后の主治医が語る現在のご体調とは 復調の陰でささやかれる“ある不安”

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主治医が語る現状

 皇太子妃時代から不眠に悩まれてきた雅子皇后は、ご体調について主治医である精神科医にたびたび相談なさってきた。そのご当人、大野裕医師に尋ねると、

「日々の生活のリズムやお散歩については、非常に個人的なお話であり、ご本人にお任せしているところです」

 としながらも、

「“波”がおありになるというのは、少し頑張られる時もあれば、そうでない時もおありだということです。(宿泊を伴うご公務は)これまで日帰りでなさっていたので次からは1泊と、まずはそういった順番ではないでしょうか。この前の沖縄も今度のお出ましも、おできになるところからなさっていただければ……。私も皇后陛下には『あまりご無理はなさらないように』とは申し上げております」

 案じられる御代替わり以降のご体調については、

「以前に比べたら動けるようになっておられ、全体的には上向きといえますが、快復のスピードについては、はっきりとは言えません。行きつ戻りつ三寒四温といったところでしょうか」

体調を崩されないことが第一

 地方行幸啓の只中にある御身にとって、くれぐれも無理は禁物だというのだ。皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授が言う。

「平成の時代、美智子さまが精力的に動かれていたこともあり、どうしても比較されがちですが、皇后さまの一番のお仕事は陛下をお支えすること。雅子さまは今もそのお務めを果たされていると思います。MRI検査を受けられたばかりの陛下をケアされる重責も担われているのですから、体調を崩されないことが第一です。雅子さまを『一生お守りします』と仰った陛下にもしものことがあれば、愛子さまにとっても一大事であるのは言うまでもありません」

 愛子さまが初めて参列なさる新春2日の一般参賀は、否応なく注目を集めることになろう。はたして雅子皇后は“三寒四温”の冬を越え、穏やかな春へとつなぐことがおできになるだろうか。

週刊新潮 2022年11月17日号掲載

特集「復調」の陰で報じられない不安 『雅子皇后』深夜の“不穏行動”」より

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