ツナ缶に虫混入で「1億円」賠償命令 裁判資料で明らかになった騒動発覚の真相、直営工場でもゴキブリ混入、判決文を閲覧禁止の怪
デイリー新潮が11月11日に報じた、大手加工食品メーカー「はごろもフーズ」と、その下請け企業である「興津食品」との間で争われている訴訟の舞台がいよいよ控訴審へと移る。興津食品は17日にも控訴を申し立てる予定で、高裁でも全面的に争う構えだ。そんななか、入手した裁判資料を仔細に検証すると、騒動の背景にひそむ驚きの事実が浮かび上がった。
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はごろもフーズが製造依頼したツナ缶に“ゴキブリと見られる虫が混入していたことでブランドイメージが傷つけられた”として、製造元の興津食品に約8億9700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が11月8日にあった。...