「吉田正尚」はメジャー球団から引く手あまた ホームランは打てなくても活躍できる根拠
ギャップヒッター
吉田は、出塁率だけでなく、長打率も高い。
「今季は5割6分1厘です。出塁率と長打率を足し合わせた数値OPSは、12球団で1位の1.008。これも驚異的な数字です。彼のデータを分析していくと、吉田がトップレベルのバッターであることがわかります。打線が繋がらなくて思うように得点できなかったレッドソックスやサンフランシスコ・ジャイアンツは、彼を欲しがるでしょうね」
吉田は、メジャーではどんなタイプのバッターになるか。
「メジャーは来季から一二塁間に3人の内野手をつける守備シフトが禁止になります。左打者の一二塁間を抜くヒットが出るので、吉田には朗報でしょう。彼は広角に打つことができますから、右中間、左中間を抜くのが得意な打者であるギャップヒッターになるでしょう。二塁打を量産すると思います。30本以上打つかもしれません」
内野安打も多いと予想する。
「足はイチローほどではありませんが、ホームから一塁まで4.12秒で走る。メジャーは天然芝ですから、ゴロの打球は遅くなります。内野安打も多くなると思います。打率は2割8分以上は打てると予想します」
気になる年俸はどのくらいになるか。
「4年で4000万ドル(55億8000万円)から6000万ドル(83億7000万円)というところでしょうか」