デジタル化の時代に 「ペン」はどう生き残るか ――数原滋彦(三菱鉛筆代表取締役社長)【佐藤優の頂上対決】
書き味やインクの質などを追求して、世界的に高い評価を得ている日本の筆記具。いまや他国にライバルが見当たらないほどだが、最大の懸案はデジタル化である。今後、ペンはキーボードに置き換わってしまうのか。書いて学ぶ方法は、今後も残るのか。筆記具メーカーから脱皮を図る老舗企業の挑戦。
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佐藤 私は三菱鉛筆が出しているこのボールペンにとても感謝しているんです。
数原 油性ボールペンのSA-Rですね。...