「團十郎」襲名披露興行、香川照之が舞台復帰という“禁じ手”に チケット売れ残りで焦りか
“大事な長男の門出に空席は作れない”
昼の部の團十郎の登場は最後のわずかな時間のみ。が、
「新之助は1時間ほぼ出ずっぱりで、さながら昼の部の“主役”。松竹も團十郎も、大事な長男の門出に空席は作れないと必死です」
中車が出演する「鞘當」では主人公の不破伴左衛門を尾上松緑(47)が、歌舞伎の始祖とされる名古屋山三を松本幸四郎(49)が演じる。
「吉原を訪れた二人の刀の鞘がすれ違い様にぶつかり、あわや斬り合いという騒動に。そこに中車が演じる茶屋の主人が留男(仲裁役)として登場。女性への暴力で謹慎していた中車が仲裁役とは皮肉ですが、再出発には格好の役回りかもしれません」(先の演劇記者)
すきま風が吹く團十郎とファンとの“仲裁”は――。
[2/2ページ]