鈴木奈々が語る「コンビニとコンドーム」 日本で一番売れる店舗とは

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『あなたとコンビニとニッポン』鈴木奈々×渡辺広明(後編)

 全国5万8,000店舗、年間155億人が買い物する“コンビニ超大国ニッポン”。老若男女、昼夜を問わずさまざまな人が訪れるコンビニは、その目的や利用方法も人によってさまざまだ。「コンビニとの付き合い方」を覗いた先に見えてくるものとは? コンビニジャーナリスト・渡辺広明氏が、ゲストを招きコンビニについて大いに語り合う──。

 前編に引き続き、ゲストはタレントの鈴木奈々氏(34)。前編では『Popteen』(角川春樹事務所)をはじめとしたギャル雑誌への情熱を語ってくれた彼女だが、後編となる今回はなんと「コンドーム」に言及。コンドームの啓発キャンペーンでイメージモデルを務めた経験もある彼女が“コンドームとコンビニ”の重要性を説く!(全2回の2回目)

地元のコンビニはナンパスポット

渡辺広明(以下、渡辺):鈴木さんは茨城出身とのことで、失礼ながら鈴木さんが若い頃の茨城は「ヤンキーが多そうな地域」というイメージが…。

鈴木奈々(以下、鈴木):当時は多かったですね(笑)。

渡辺:コンビニの駐車場に集まったり?

鈴木:いましたね~。高校時代、近隣のコンビニはやんちゃな若者が集まる“ナンパスポット”的な場所でした。

渡辺:「コンビニがナンパスポット」! 素敵なフレーズです。鈴木さんもナンパされたでしょう。

鈴木:されたこともありますが、当時はその溜まっているヤンキーの中に好きな人がいまして…。「今日もいるかな?」なんて淡い気持ちでコンビニに行ってました。

渡辺:コンビニが若者の恋愛の場でもあったわけですね。鈴木さんの高校時代は、まだかろうじて「コンビニは若者の店」と言われていた時代でした。ところが、現在はメインの客層が高齢者となり、「シニア向けの店」へと変化しています。

鈴木:ヤンキーが減ったのもありますけど、今って夜のコンビニに集まる若者が減りましたよね?

渡辺:“溜まり場”としての需要がなくなったんですよ。コンビニに限らず、かつてはファミレスなどでも遅くまで談笑を楽しむ若者が多かった。でも、今はLINEのグループなどでいつでも仲間と連絡を取り合えますからね。

鈴木:なるほど!

渡辺:結果、若者需要が減ったファミレスは24時間営業が減少し、さらに昨今のコロナの影響で時短営業が加速しています。コンビニも深夜帯の来店客が減っているので、24時間営業を見直す動きが増えていますね。

鈴木:時代が変わるとコンビニも変わるんですね。

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