畠山重忠の「カッコ良すぎる名言」から分かる、鎌倉武士と江戸武士の価値観の違い
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、俳優中川大志さんが演じて人気を博した畠山重忠(はたけやましげただ)。その武勇と清廉さで「武士の鑑」と称され、番組HPでも「武士道をしっかり持っている男」と紹介されている。
ところで一口に「武士道」と言っても、鎌倉時代から戦国時代にかけて活躍した中世武士と、江戸時代に活躍した近世武士とでは、それが意味する価値観は大きく異なっていた。
人気歴史学者・呉座勇一さんは、新刊『武士とは何か』で畠山重忠の事績を紹介しながら、「武士道」について考察している。...