東京でも6億5000万円荒稼ぎの「乱交パーティー」業者が摘発 それでも「乱パ通い」をやめられないお客の素性
「何が悪いんだ」と思っている人が多い
主催者は直撃取材に、「うちは大人のパーティーなので、そういうのはやっていません」と主張。取材後、それまで堂々と告知に利用していたTwitterアカウントは投稿が次々と削除され、鍵もかけられた。だが、実はこのグループは今もひっそり活動を続けている。
「デイリー新潮の報道後、主催者は常連客とウェブ上で緊急ミーティングを開き、会をどう守っていくかについて話し合いをしていました」
こう明かすのは、都内の乱交パーティー事情に詳しい関係者である。
「乱交パーティーは風俗では絶対に味わえない秘め事です。参加者の多くは1対1で女性と向き合うのが苦手なタイプの男性ばかり。彼らにとってパーティーは、性欲のはけ口として必要不可欠な場所なのです。同好の士が集っているという変な仲間意識もある。誰も傷つけていない、被害者はいない、男女ともに納得して楽しんでいるだけなのだから何が悪いんだと思っている参加者も多い。先日も『ハロウィンパーティー』と称して、いかがわしい催しをやっていましたよ」
実際、警察も立件には苦労しているようだ。前述した静岡や神奈川の事件では、送検後に不起訴処分になった被疑者も多い。
「今回警視庁が摘発した事件の容疑は『売春防止法違反』で、捕まったのは主催者側だけです。唯一、売春婦として参加していた30歳の中国人女性が逮捕されましたが、不法滞在が理由で容疑は入管法違反です。ほかの参加者は誰も捕まっていません」
屋形船パーティーまで開催予定
それをよしとしてか、現在もTwitter上でさまざまな主催者が次の会の告知を打っている。
〈恒例の貸切屋形船、飲んで騒いで楽しんで 男女比率は同じくらいに!今年は昼の開催(絵文字)下船後は自由〉
〈裏垢大棒年会〜裏垢女子大集結の巻〜1年に一度のどこよりもクソエロい『酒池肉林際』開催 お店を貸切にした完全クローズドで送るパーティです〉(文中ママ)
〈○○会開催のお知らせ 日時11月○日18時〜23時まで〉場所 都内某ホテル 男性、カップルさんに参加費用あり 今回も鍋や持ち込みの料理とゲームでワイワイ+αをやっちゃおうぜ!みたいな〉
参加費用の相場は2〜3万円。50人集まれば100万円以上の売り上げになる。主催者からすれば、逮捕リスクを秤にかけてもやめられない“シノギ”なのであろう。性欲に規制をかけるのは、かくも難しきことなのである。