“二股行為”でゴルフ谷原秀人が大会出禁に 「滑り止め」にされた主催者サイドは激怒

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 日本ゴルフツアー機構(JGTO)の選手会長を務める谷原秀人(43)へのブーイングが勢いを増している。

 今季の谷原は、JGTOの数試合を欠場し、サウジアラビア政府系ファンドが支援する海外ツアー「LIVゴルフ」に参戦している。LIVの金満ぶりはすさまじく、10月の大会で最下位だった谷原が手にしたのは約1740万円。国内大会の優勝賞金に匹敵する。これでは、“金に目がくらみ、選手会長の職責を放棄した”と批判されてしかるべきだろう。

 そんな事態を本誌(「週刊新潮」)が報じた7月時点では、“谷原が欠場では困る”というスポンサーの声も聞かれたが、今度はスポンサーから“出禁”を食らってしまった。

 ゴルフ記者によると、

「10月末に行われた『HEIWA・PGMチャンピオンシップ』主催者のPGM・田中耕太郎社長が谷原に電話し“出禁”を通達。谷原はPGMを辞退し、LIV最終戦出場を目指し渡米しました。もっとも彼はウェイティングだったため出番はなかったのですが」

二股をかけ、PGMを滑り止めに

 有名ゴルファー、それも現選手会長が、大会を主催する企業から出場拒否されるとは前代未聞である。

「本大会は、昨年、一昨年はコロナ禍ということもあり開催を休止。しかし、JGTOや選手から要望をいただき、ツアーを盛り上げたいという強い思いから開催に至ったものです」

 とPGM広報が説明する。

「それにもかかわらず、谷原選手会長は我々主催者側に何の連絡、御礼等もなかった。また、10月に選手会主催で新設された『フォー ザ プレイヤーズ・バイ ザ プレイヤーズ』にも出場せず、LIVに出場。本大会へのエントリーも“同週開催のLIV出場資格が得られればキャンセルする”という条件だったのです」

 二股をかけ、PGMを滑り止めにしようとしたのだ。

「我々主催者サイドのツアーに対する思いと、谷原選手の考えには大きな乖離があり、平和PGMグループオーナーの石原昌幸会長は大いに憤りを感じました。そこで、主催者が選手の出場を拒む拘束力は無いことは当然理解した上で、石原会長の“今大会出場を遠慮してもらいたい気持ち”を、田中社長を通じ谷原選手に伝えました」

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