「犯人はあんたしかおらん」 餃子の王将事件、京都府警に“黒幕”と疑われた人物の正体とは?
「事件解決を待つよりほかない」
一方、王将側から事件の“黒幕”扱いされた格好の上杉氏は、
〈反論の機会も与えられないままに犯人だと決めつけられ、私は社会的信用を失いました(中略)この汚名をそそぐには、事件解決を待つよりほかないのです〉
かつて本誌でそう嘆き、現在は王将を相手取って民事訴訟を準備中だという。もっとも全国紙デスクは、
「府警幹部は28日夜の会見で、『どんな経営実態があるのかの捜査は進めており、王将の経理に関わるのか、解明したい』とも話していた。それを裏付けるかのように翌日、福岡の上杉氏の自宅に家宅捜索が入り、本人も福岡県警春日署で参考人聴取されました。また、数カ月前には久留米市の親族も捜索を受け、パソコンなどが押収されています」
というから穏やかではない。気鋭の高検部長が旗を振る「闇斬り捜査」は、どこへ向かうのか。
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