林家三平 「笑点」降板の後遺症 兄・正蔵に“指定席”を奪われる仁義なき戦いもぼっ発

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スタッフの本音

 これでは兄が弟のポジションを奪ってしまったみたいだ──テレビ業界では、こんな声が出ているという。

「『笑点』を降板したことが影響しているのか、三平さんのテレビ出演は激減しています。そんな折、正蔵さんが『潜在能力テスト』に出演してしまった。『バラエティタレントとしても兄に負けたということか!?』と、三平さんを心配する声も出ています」(同・スタッフ)

「笑点」を降板する前までは、「三平さんはバラエティタレントとして使いやすい」と評価する声が多かったという。

「旅、グルメ、クイズといった各種バラエティ番組の対応力が高く、スタジオでもロケでも安定感がありました。レポーター役もそつなくこなす器用さがあり、悪い評判など聞いたことがありません。『もっと視聴者の人気を獲得できれば、絶対に大ブレイクするのに』と残念がるスタッフも多かったのです」(同・スタッフ)

 しかし、三平の人気は伸び悩み、「笑点」降板も追い打ちをかけた。こんな落語家をずっと使い続けるほど、テレビの世界は甘くない。

「お父さんの初代三平さんを知っている古参のスタッフは、今でも彼に期待していると思います。しかし今、現場の最前線にいるスタッフに、そんな感覚はありません。レポートが上手な芸人さん、スタジオトークが面白いタレントさんは、他に山ほどいます。あえて三平さんに出演をお願いしなければならない理由はないのです」(同・スタッフ)

悪夢のシナリオ

 日刊ゲンダイDIGITALの記事では、三平が「笑点」に復活する可能性が指摘された。これなら三平にとって「最高のシナリオ」かもしれないが、テレビ業界では「最悪のシナリオ」も囁かれているという。

「正蔵さんは俳優として売れっ子ですし、最近は落語家としての評価も定着しました。精神的なゆとりが出てきたようで、『潜在能力テスト』の出演は余裕の表れという声もあります。『笑点』の新メンバーとして、三平さんの復帰ではなく正蔵さんの起用が発表されたら洒落にならないね、と不安視する関係者もいるほどです」(同・スタッフ)

註:芸能ジャーナリスト・本多圭氏の署名原稿

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