林家三平 「笑点」降板の後遺症 兄・正蔵に“指定席”を奪われる仁義なき戦いもぼっ発
落語家・林家三平(51)の今後に関心が集まっているようだ。例えば、日刊ゲンダイDIGITALは11月3日、「『笑点』大喜利メンバーに“リストラ”林家三平が急浮上!円楽さん逝去と木久扇勇退説で二枠どうなる」という記事を配信した(註)。
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当代の三平は初代林家三平(1925~1980)の次男として1970年に出生。中央大学経済学部を中退し、2002年に真打ちに昇進。09年に二代目林家三平を襲名した。
そして16年、長寿番組「笑点」(日本テレビ系列・日・17:30)の大喜利メンバーに決定すると、それまでとは比較にならないほどの注目が集まった。
同年5月に初出演を果たすと、芸能メディアに「10年ぶりの新メンバー」と大きく報じられたことも記憶に新しい。
しかし、21年12月には早くも「笑点」を降板せざるを得なくなってしまう。担当記者が言う。
「三平さんは1度も座布団10枚を取ったことがない大喜利メンバーとしても知られていました。とにもかくにも『面白くない』と、視聴者の評判があまりよくなかったのは間違いないでしょう。降板に当たっては『勉強し直す』とコメントしましたが、番組を“クビ”になったという受け止めが大半でした」
落語家としての“資質”を問う声さえあったというから、「笑点」大喜利メンバー抜擢は裏目に出てしまったということなのだろう。
そして今、関係者の間で話題になっているのが、10月18日に放送された「潜在能力テスト」(フジテレビ系列・火・20:00)だという。
弟の役割
この日は「知っていそうで知らない驚きの新発見SP」と題した2時間特番だった。バラエティ番組の制作スタッフが言う。
「番組では浅草をテーマにしたクイズコーナーがあったのですが、出演したのは三平さんではなく、お兄さんの林家正蔵さん(59)でした。バラエティ番組は弟の三平さんが“専門”だったので、『何でお兄さんが出演しているんだ!?』と驚いた業界人は少なくなかったと思います」
当代の正蔵は初代林家三平の長男として1962年に出生。もともと子役や声優としてのキャリアを持ち、1978年に都立高校に入学すると父親に弟子入りした。
50代以上なら、林家こぶ平という芸名のほうがなじみ深いかもしれない。1987年に真打ちに昇進し、2005年3月に九代目林家正蔵を襲名した。
「正蔵の名跡を襲名後は、落語に専念したいということでバラエティ番組の出演を控えるようになりました。更に最近は俳優としても引っ張りだこなので、制作スタッフの間では『バラエティ番組には出ない人』というイメージが定着してしまったのです。その代わり、これまでは弟の三平さんがバラエティ番組に出演してくれていました。浅草をテーマにしたクイズであれば、間違いなく三平さんの出番だったはずです」(同・スタッフ)
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