32歳でブレークの2世「趣里」どこがすごい? 朝ドラ抜てきの報告に水谷豊&伊藤蘭は感涙
大けがで夢を諦めた過去
4歳でクラシックバレエを始め、15歳で単身、英国に留学。プロのバレリーナを目指したものの、足首の剥離骨折とアキレス腱断裂などがもとで夢を諦めたという。その後は、かつて母も学んだ日本大学芸術学部演劇科に進学した、異色の経歴の持ち主でもある。
演劇記者が後を引き取る。
「大学時代に“自分の生きる道は女優”と思い定め、100人程度の収容規模の小劇場で修業を積んだそうです。20歳の時に『3年B組金八先生ファイナル』で中学生役を演じたほか、4年前には映画『生きてるだけで、愛。』で初めて主演を経験。商店街を裸で走る場面を体当たりで演じ、日本アカデミー賞の新人俳優賞を手にしました」
親の支援に頼らず、地道に実力を培ってきた苦労人。
「ヒロインに決まった時に、NHKのスタッフから“記者発表まで口外しないで”との指示を律儀に守り、両親にも黙っていたとか。バレエでの挫折や舞台女優としての長い下積みを知っているだけに、会見後に電話で知らされた両親は涙を流して喜んだそうです」
最近はCMにも引っ張りだこ。いまから、心ずきずきわくわく――。