32歳でブレークの2世「趣里」どこがすごい? 朝ドラ抜てきの報告に水谷豊&伊藤蘭は感涙

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 いまや芸能界には2世はおろか、3世タレントも珍しくない。来秋放送予定のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロイン役を演じる趣里(32)も2世の一人。“筋金入りのお嬢さま”に違いないが、実は意外な過去を持っている。

「『ブギウギ』は戦後の混迷期に『東京ブギウギ』『買い物ブギー』などのヒット曲で一世を風靡した歌手の笠置シヅ子がモデルです。趣里はオーディションに参加した2471人の中から大役を射止めました」

 と言うのはテレビ記者。

「彼女は過去に3回、朝ドラのヒロインオーディションを受けたものの不合格。今回は応募者の年齢上限が32歳とされたので、“最後のチャンス”と4回目の挑戦をしていたのです」

実力で選ばれた中で最高齢

 朝ドラのヒロインは若手女優の登竜門とされる。実際、10代後半から20代前半の時期に抜擢されて知名度を上げ、放送終了後に幅広く活躍し始めるケースは決して少なくない。

「現在放送中の『舞いあがれ!』に出演中の福原遥は24歳ですし、2015年放送の『あさが来た』の波瑠も同じ24歳でした。18年に放送された『半分、青い。』の永野芽郁に至っては19歳という若さでしたね」

 もっとも、過去にはこんな例も。「芋たこなんきん」(06年)では47歳の藤山直美がヒロイン役を演じて話題に。その後も「まんぷく」(18年)では32歳の安藤サクラが、「スカーレット」(19年)でも31歳の戸田恵梨香がヒロインを務めている。

「この三人はオーディションではなくキャスティングで決まった。その点、趣里は実力で選ばれた過去のヒロインの中で、最高齢の女優ということになります」

 その趣里は、俳優の水谷豊(70)と元キャンディーズの女優・伊藤蘭(67)を両親に持つ。超良血のサラブレッドだ。

「2世タレントの朝ドラヒロインは、俳優の奥田瑛二とエッセイスト・安藤和津の娘である安藤サクラ以来。モデルの笠置はいわゆる美人ではないものの、独特の愛嬌があり、人知れぬ努力を重ねてスターに上り詰めた。趣里さんは、そのイメージにピタリと重なるんです」(NHK関係者)

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