日本オープン95年ぶりのアマのV 学生アマに負け、プロは猛省すべき

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 日本一を決める日本オープンは、学生アマの蟬川泰果(東北福祉大四年)が初日からトップで逃げ切り、10アンダーで初優勝した。6打差で追い上げる比嘉一貴は2番ホールで、スタートから連続バーディを決めた蟬川に8打差と離され、逆転の可能性は消えた。【早瀬利之/作家・ゴルフ評論家】

 追い上げる立場の者は、アウトでバーディを決めて追い詰め、後半から逆転するのが勝負のコツだが、逆に蟬川に突き放され、早くも勝負ありだった。

 かつての名人戸田藤一郎プロは「最終日の追い上げは、スタートからバーディを決めて敵を追い詰めて、相手の息を止めんと勝てへん」と言っていたが、今のプロたちは勝負の駆け引きを知らなすぎる。...

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