【梨泰院の惨劇】「400kgの荷重」と「人間の粒子化」という群衆雪崩のメカニズムを東大教授が解説
10月29日の夜、韓国の繁華街・梨泰院(イテウォン)の路地で156人が圧死する雑踏事故が発生した。「群衆雪崩」が起きたものと推測されているが、いったいそれはどのようなものなのか。
この一件について、多くのニュース番組で解説を求められているのが、東京大学先端科学技術研究センター教授で、群衆雪崩や渋滞のメカニズムを研究している西成活裕さんだ。
西成さんの著書『渋滞学』(新潮選書)では、2001年に起きた明石市の花火大会での事故を取り上げ、群衆雪崩のメカニズム、群集心理の研究などについて解説を試みている。...