梨泰院事故で迷走する責任追及 「自殺」にまで追い込む韓国社会の“魔女狩り”

国際 韓国・北朝鮮

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 ソウルの梨泰院(イテウォン)で起きた雑踏事故を受け、韓国国民の怒りは沸騰している。だが、その矛先をどこに向ければ良いのか、国民やマスコミは迷いあぐねているという。大事故が起きた時、責任者を炙り出し、過剰な吊るし上げをすることで知られる韓国世論。「魔女狩り」もすでに始まっている。

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 今回の事故で引き合いに出されるのが、2014年に起きた「セウォル号沈没事故」である。今回の雑踏事故の被害者の多くが20代の若者だが、セウォル号事故でも修学旅行中の高校生たちが犠牲になった。...

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