「コロッケ」でお馴染み 買取専門店「おたからや」の本業はFC搾取!? 元オーナーが集団訴訟
1カ月間来客ゼロ
次は、今年6月末に東京都内で出店した元FCオーナーの話。目下、他の元FCオーナー5人とともに集団訴訟の準備中である(※追記・10月26日付で提訴)。
「チラシには割高な買取金額が掲載されていました。顧客が商品を持ち込んでも査定は大抵、0円。取引が成立したのはアクセサリーや切手くらいで、開店2カ月で稼いだ粗利はわずか28万円でした。これでは続けられないと7月半ばにはFC契約を解除した。加盟料やら店舗の改装費などで1000万円近くをドブに捨てたようなものです」
実はすでに、今年7月、別の元FCオーナー7人が総額3980万円の損害賠償を求めて集団訴訟へと踏み切っている。代理人を務める川上資人(よしひと)弁護士に訊くと、
「共通するのは、コロナ禍で新たな収入源を探し、おたからやの広告に辿り着いていること。“年商1億円も可能”といった口車に乗せられ、いざ開店してみると来客が1カ月間ゼロという元FCオーナーもいました。いーふらんはFC契約に伴う収支予測などの情報提供をせず、原告7人は長くても8カ月、短ければ2カ月足らずで閉店に追い込まれました」
本業は買取専門店というより、むしろFCオーナーからの搾取ではないのか。
「週刊新潮」2022年11月3日号「MONEY」欄の有料版では、おたからやFCオーナーの実態を詳報する。なお、いーふらんの鹿村大志社長は「今後、改善を図ってまいります」と語っている。
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