どん底からグラビアで脚光 元AKB鈴木優香が「文春砲」より反省したこと

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文春砲よりもファンを傷つけた振る舞い

――文春の報道後は、誹謗中傷もあったのではないですか?

 ネットは酷かったですけど、別に見なかったら何ともないので。メンタルが安定している時は見て、嫌になったら見ないようにしてました。みんなどう思ってるんだろうと見てたんですけど、でもアンチの書き込みは予想通りの内容でしたね。

 逆に熱心に応援してくれていたファンはネットに何も書かなかったことが一番つらかったですね。だから「傷つけちゃったのかな」「生きているのかな」と心配したりと、そっちの方がきつかったです。それにファンを文春の報道よりも傷つけることもやってしまって......。

――スキャンダルよりも傷つけることですか?

 活動休止が終わってから、今後どんなキャラで行ったらいいのかわかんなくて、もう炎上キャラでいこうと思って「顔が可愛い子は信用しちゃダメだよ」とTwitterで発言しちゃったんです。そこで離れたファンが結構いました。女の子のファンからDMで「生誕祭の準備をしていたのに、こうやって優香ちゃんがツイートするのはちょっと引いちゃった」と言われて、反省しました。面白い方に振っちゃおうと思ったのはよくなかったですね。

――アイドルでない今だったら、炎上キャラで逆に売れたかもしれないですね。

 やらかした後は、そういうことを発信できる立場じゃなくなっちゃったので、なんか言いづらくなっちゃいました。何もスキャンダルがない子がそういう発言をすると面白いとなるかもしれないけど、今の私が言っても鬱陶しくなっちゃうかなって思って。それにファンから手紙で「もう1回信じてるね」とくると、まじめに頑張ろうと思います。

――ああいうスキャンダルが出ると、逆にモテると聞いたのですが、鈴木さんはどうですか。

「おじさん好きなんだ? 俺でも行けるかな」とか言われたりはします。実際、おじさん好きなので(笑)。ただ最近は恋愛はしてないです。出会いがない。ファンが今どう思ってるかわからないですけど、恋愛をしたいという気持ちもなくはないです。

――鈴木さんは芸能界で売れたいという気持ちが強いですけれど、なぜそこまで強く思えたんでしょう。実家が貧しいというわけではないんですよね?

 違います。ただお母さんに小さい頃から芸能人になってほしいと言われていたので、お母さんのためにも夢を叶えたいというのはあります。

――なるほど。自分のためじゃなく、お母さんのための芸能活動という思いが強いんですね。

 そうかもしれないです。お母さんはスキャンダルがあったときも「死なないでね」「思い込まないで。生きてるだけで嬉しいから」って言ってくれて。つらくてお母さんに相談した時には、お母さんの方がつらそうにしていて。そんな風にお母さんをした自分が嫌でした。だから芸能を続ける一番のモチベーションはお母さんです。お母さんがもしいなくなっちゃったら、芸能はやめると思います。

――6月には「フレイヴエンターテインメント」への所属を発表しました。48グループ出身のタレントが多く所属する事務所なので驚きました。

 たまたま縁があり、入りました。48グループの人がいるのは気にしなかったです。まだ事務所の先輩には会っていないんですが、事務所の違うAKB48の先輩は「ひさしぶり」と普通に挨拶してくれます。

――今後の芸能界での目標はどこですか。

 マルチに活動したいです。モデルだったり、バラエティー番組にも出られるよう、しゃべれるようにもなりたい。「踊る!さんま御殿!!」や「しゃべくり007」に出るのが目標です。トークを磨いて、スキャンダルをいじられても、対応できるようになりたいです。

鈴木優香写真集『だまされてみる?』/講談社(撮影:西田幸樹)

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